ざまクリニック症例【2017年3月~2017年5月14日迄】

ざまクリニック症例その2

ざまクリニック所沢での症例の一例を掲載。過去にblog【誤診だらけの認知症】やざまクリニックblog(アメーバblog)に公開したものを取り纏めました。

2017/04/05 超一流病院での診断は・・・

超一流病院での診断は・・・この症例は他医療機関の尽力のお蔭で、たくさんの情報を集めることができました。超一流病院での診断は『進行性核上性麻痺(PSP)と正常圧水頭症の合併症例』😂
最初に家族から聞いた時点で、どれも違うな・・・、0点‼️
そうです、最近大流行の・・・『神経変性疾患診断中毒症候群😂』変性疾患の病名を付けないと気が済まない病的医者を受診したら最後ですね😱
MRIの矢状断は何故か良くなかったんで、水平断を出しましたが、これでもOKでしょう。PSPも9亜型ありますが、そもそも、この症例には何ら特徴的な臨床症状が無かったんです。じゃ〜、正常圧水頭症の方は❓・・・否定されました。この冠状断はまた😂

2017/04/09 すべての神経症状を一人で・・・

ふらつき、イビキで気が付かれ、意識も失い、体動も発語も失われ・・・、排尿も困難。
しかし、セレジスト®︎やドプス®︎使用後から更に症状が悪化。悪化しても何も不思議はありません。
アリセプト®︎と同一の次元の対処方法ですからね。一応、MTAの〝1st try〟施行。
(概略は拙著259ページ参照)本当にありがとうございます。
・・・奥さんが今日クリニックに伺い先生に報告したいと話されていました。
よほど嬉しかったのでしょう。セレジスト®︎やドプス®︎とは攻め方が違いますから当然の結果。
まだまだ、やることが沢山あるんです。基本は“7 tries”。まだ、1stに過ぎず。

2017/04/17 バネ指の正体

母指が「ポキン、ポキン」とするからと本人ばかりか、内科医の主治医も『弾撥指(バネ指)』
と診断していた症例。関節の変形、及び再現性のある、一定した関節可動域制限から変形性関節症と診断。レントゲン写真にて確定。主治医は腱鞘切開術の依頼をする予定だったとか・・・。
ムダなキズをつくらずに済みました。

2017/04/27 倒れていた女性

昨年末に倒れていたところを発見された超高齢者。原因は❓と言われたとか・・・。
激昂することがあり、施設の方々も苦労されたとか。ピック病でしょうか❓家族が書かれた経過を読めば、失禁、歩行に問題、・・・。
あ〜😏ド典型な所見と血流の問題。さてさて、シャントも選択肢で。。

2017/04/29 遅延再生満点だがADLは・・・

複数の医療機関を受診。もちろん、医療サイド大好き「画像検査」もされていますが、『問題ない』と診断されていた女性。
チョットした縁で当院受診。なるほど・・・ダマされるかも😌改訂長谷川式を見事に高得点でクリア。
でも、複雑な脳内のネットワークシステムがこんなカンベンな問診テストで明らかにできるわけないだろうと考えながら、目の前の患者さんに対峙すべき。できなきゃ問題、できても灰色。MRIをオーダー。
結果は・・・医療サイドが大好きなハッキリした海馬の萎縮。それだけじゃありませんが。
コレで『問題ない』。臨床症状が伴わない画像所見はムシ⁉️いやいや、MRIの撮影をするまでの大、大、大混乱ぶりを聞けば、
日常生活はもはや・・・。握手2分で済ませる認知症専門ドクターでは誤診するでしょうね😏

2017/05/03 しのびよる黒いカゲ・・・

膝の痛みで通院中の患者さん。高血圧と脂質異常症の既往あり。膝の痛みは改善してきたら、最近、モノ忘れが気になると。
改訂長谷川式も高得点、遅延再生も満点、頭頂葉機能も特に問題なし。こうなれば、さらなる執拗な問診に移行。
良く良く聞けば、ワーキングメモリーの障害。(拙著123ページ参照)
患者の既往からも、あ〜前頭葉にアレかな❓画像検査依頼へ。ありました、ありました。
V-MCI手前で見つけ出せましたかネ。コレからがウデの見せどころ。

2017/05/11 スタスタ歩けるパーキンソン病

3年前にパーキンソン病と診断された女性。大キライなドプス®︎も、大好きなニュープロパッチ®︎も出ていましたね。
スキップだか〜、ホイップだかも処方されていました😂でも・・・、よく、よく、聴いたんですけど、手が細かく震えたことも、
よろめき、転びそうになったことも、足が出にくくなったことも全然ないのですよ‼️
セカンドオピニオンは都内のJ大にて・・・。MIBG心筋シンチ(拙著171ページ)施行されましたが、結論は『疑い』だったとか。にも、かかわらず、上記薬剤のヤマ‼️全く理解できません。現在、診察しましたが、振戦も固縮も姿勢反射障害も歩行障害も
全く認めませんでした。最初から無いのですから当然。こんなことが許されるのでしょうか❓

2017/05/12 80歳代女性 遅延再生0点

妄想 暴言で困っていると連れて来られました。 現病歴)当初はボンヤリすることから始まり、当然、不活発。物忘れや妄想が目立つようになりました。なんと診断されていたかは❓
どうせ、参考にならないので関心ナシ😂処方を聞けば充分ですから😌ゴネペジル❓ちゃうか❓ドネペジルが処方され、5mgから10mgまで増えたら、更に妄想が増え、更にゴネるようになりました。なんぼ出しましても・・・遅延再生0点ですから。効いてねぇ〜❌
海馬の萎縮の有無はアテにならない❓❓ホントにそうですか❓❓重要なヒントになりますよね。

80歳代の女性。海馬温存型は否定しますわ。海馬温存型は拙著143ページ。海馬温存型も知らんで認知症を知った気にならん方が身のため😏NFTDですか❓(拙著153〜155ページ)AGDですか❓(拙著156ページ)

神経変性疾患大好きですか❓
あ、そうそう、既往歴)脳血管障害があります。医師からは記憶に問題が生じるだろうと言われていたとか・・・できる😳
拙著127ページで記憶回路に触れてあります。記憶って色々と種類がありますね❓

記憶に関係するのは海馬のトコロだけですか❓
もう、時代はとっくに脳内ネットワークの時代ですから🤣
もう古いですけど、例えば、以下のDMN。海馬だけの時代は終わりました。

2017/05/14 脊柱管が狭窄していても無症状

たまには、脊椎の話でもしましょうか❓
脊椎でも、骨折と異なり、神経がからんできますから、形態学的思考をほどほどにしないと、ありとあらゆる人々がオペの対象となる可能性があるのです。腰椎を見てみましょう。
どっから、引っ張ってきたんだか、忘れちゃったんですよね。
シンプルな図でなんか好きなんです。シンプルな図でなんか好きなんです。

右が腰椎を横から、左が腰椎を上から覗いた絵。左側の絵で中ほどに輪っかがありますけど、そこに脊髄がおさまるのです。背骨の上から下まで、輪っかが連なり、脊髄がながながとおさまる腔が『脊柱管』と呼ばれています。その脊柱管というまさに「トンネル」を構成する、『トンネルの壁』に問題が起きるとどうなるか❓
図の左側なんて狭苦しいでしょう‼️コレが脊柱管の『狭窄』と呼ばれる状態ですね。実際のMRIをどうぞ。まずは正常な部位。

次が狭窄部位。一目瞭然でしょうが・・・では、この方にどんな症状が❓痛み、しびれ、間歇性跛行、膀胱直腸障害・・・など、
ナニモありません‼️

「前頭葉が萎縮してますネ‼️あなたはピックり病です‼️」
「脊柱管が狭窄してます‼️あなたは脊柱管狭窄症です‼️」
画像バカレベルの話です。

脊柱管狭窄『症』ではナイ。症状が無いんだから。
日付けがかわったら、自称「専門家」の画像における知識を分析してみましょう。