ざまクリニック症例【2018年9月18日~

ざまクリニック所沢のブログでは日常報告から、症例、出来事、意見等様々な角度から記事にしています。その中でも症例記事をホームページに転載致しました。

ざまクリニック症例一例その3

2018/06/09 重度のアルツハイマーに◯◯ニール®︎

80歳代 男性。70歳代半ばから記憶障害にて発症。数年前から認知症専門外来にて◯◯ニール®︎の処方を受ける。

服用すると、興奮、妄想も必発。家族も主治医に報告。すると、◯◯ペリドンが追加処方。トイレの場所も分からなくなる。

困って相談したケア施設から紹介され受診。錐体外路兆候は認めないが、動作緩慢。
明らかに覚醒度が低下。認知機能テストも“薬害”から脱出できたら現状より改善するだろうが、遅延再生0点のトータルも重度のレベル。フランスは今年8月から、ドネペジル、ガランタミン、リバスチグミン、メマンチンの認知症治療薬4剤の健康保険適用除外を通達。しかも、今回の症例で使用されたガランタミンである◯◯ニール®︎。ナニに効いているかも❓なんだが、厚労省の認める適用段階ですら、軽度および中等度のアルツハイマーとなっている。

ムダな投薬である◯◯ニール®︎と◯◯ペリドンはバッサリ。MRIの結果報告時には明らかに初診時より言動面に改善を確認。MRIでは、アルツハイマーでも障害される前頭葉の著明萎縮・両側海馬の萎縮を確認。

圧倒的な数のアルツハイマー型認知症。アルツハイマーも理解できないレベルで、独力で世界中を飛び回る文献や情報も見つけ出せないレベルで、滅多にお目にもかかれない前頭側頭型認知症が分からないと認知症が診れません❓

自分の治療に専念されたし。もちろん、この症例もノーサプリメント。

2018/09/24 痛くない方から手術しましょう?

80歳代の女性主訴は⭐️左大腿部痛・歩行障害 某病院整形外科受診 ⭐️右股関節からオペしましょうと言われて以降受診せず先日、友人に紹介され当院受診。

診断は両変形性股関節症 

内科系の先生方にはナゼこうなったか❓

基礎になった股関節の異常が見つけ出せますか❓

さて前医はナゼ患者さんが痛がっている左側ではなく右側の股関節からオペと言われたのか❓

ミタメはド派手な右側を一般の方を含めほぼ皆様がオペしたらと言うでしょう。

入室時の歩容を見たら容易に理解できますが重症なのは明らかに左側でした。レントゲンでも容易にわかります。

よく観察すること。この点は基礎も臨床も同じ。

2018/10/31 レビー小体型認知症+「他 認知症」合併症例

パーキンソン病と◯年も前に診断されています。

幻視、せん妄も認めています。

前医では、抗認知症薬が処方されていました。
受診時の認知機能テスト他から判断するに、どのような効果が出ているのか❓・・・。

テストの点数はヒトケタ、遅延再生は全く得点できず。時計や図形も・・・。そして、結果を裏付けるようなMRI結果。

高度な側頭葉内側の萎縮は純粋なレビーのそれとは異なります。
とても、とても、酵素を阻害したくらいで、記憶が改善するなんて状況では無かったのです。

記憶に関与する細胞は激減、「記憶装置」は見事に破壊されているのですから。しかも、錐体外路症状は非常に強く、どんどん日常生活動作のレベルが低下する中、どのように対処していくべきか。


ムダな抗認知症薬は中止しましたが、今後、いかに運動機能を維持するか❓
レビー小体を消し、ニューロン再生ができる日は❓

2018/11/03【超高齢者の認知症】この症状ではナニをすべきか?

90代前半の症例。

風貌は“長身の老紳士”。記憶の問題あり。

虚血性心疾患の既往もあり。認知機能テストは低得点。MRIも裏付ける内容。他スライスでも明らかな、広汎な白質病変を伴う左右差のある強烈な海馬萎縮。AGDを疑わせるような行動異常は認めず。

アルツハイマーにおける海馬萎縮の左右差頻度は拙著に記載した通り、珍しくもなし。年齢的にNFTDとの鑑別は当然だが、過剰リン酸化タウオンリーよりも、アミロイドβ+過剰リン酸化タウのコラボがこの強烈な海馬萎縮の元凶と“妄想”。処方されていたメマリーでノイズを消すことよりも、既往歴と白質病変から考えるに優先すべきことがあるのでは❓

ポリファマシーを避けるべく、処方しても“1種類”。他にも問題を見つけたので、そちらを改善してから・・・。

2019/06/28 レントゲン写真は問題有りません。

受診された患者さんです。

最近、ケガをしたわけでもないのに、旧に左足の甲が痛くなり、某病院を受診。その時、医師から言われたのが冒頭(タイトル)の言葉。 

患者さんが覚えていた詳細は、「レントゲンは問題有りません。湿布でも出しましょうか、どうします?」だったとか・・・・。

診察してみると、外反母趾もありますが、左足の甲が腫れてます。
第2中足骨基部の関節付近です。「あ~(また)」()は心の声
5月の連休明けにも同じ疾患の方を診ています。その方も「レントゲンは問題有りません。痛風かなぁ。」と言われてました。

誤診だらけの認知症

ざまクリニックblog【誤診だらけの認知症】アメブロの方に掲載されたものから、抜粋して転載したものです。ホームページの症例一例として、一度掲載したものですが、blog関係のまとめページとして、新しく開設いたしましたので、こちらにも転載いたしました。